mogのブログ

アラフィフのバイト

恐ろしい新人

仕事の初日はみんなが先輩です。

暫く働いていると新しい人が。

新人さんがいつの間にか入っていたようでした。


まだ入ったばかりなのに私はもう先輩かあ…

少し憂鬱になったりします。


なぜなら、その新人さん、貫禄あるからです。

新人とは思えない落ち着き。

私もまだ全て覚えているわけではないので先輩に教わりながら仕事をこなしています。

その新人さんも教わっているのですが、とても落ち着いていました。


面倒見てあげたいけれど、私も入ってそんなに経ってないのでね。

できないなりに新人さんの面倒は見てきました。

ただすごく落ち着いていて、いったいどっちが先輩なんだか。

日々そう思いながら過ごしてきました。


ある日、その新人さんとペアを組むことに。

自分も新人なのに新人さんとペアってどうなの?

憂鬱になりながら仕事をしていると、その新人さんが私に指図してきました。

えーーーー?

と思いましたが、「あ、はい」と言ってしまいました。


何やってのよ私。

新人さんに言われて素直に応えているんじゃないよ。

いやいや、気にするな、落ち着け。


ただでさらに動揺しているのに、そんな時に限ってわからない案件が。

こんな時に!

新人さんではわからないだろうから急いで先輩を呼んできました。


先輩「この人(新人さん)に聞いて」

と言うのです。


は?なんで新人さんに聞くの?


よくよく見たらネームの紐の色(新人、パート、派遣、社員と色が決まっている)が違っていました。

確か同じ色だったような記憶があるのですが、どうやらいつの間にか色が変わったようです。

人は第一印象できまる、と言います。

初めて出会った時の印象がそのままずーっと変わることなく私の頭の中で存在していました。

思い込みとは恐ろしいもので、色が変わったことも全く目に入っていませんでした。


新人さん、先輩でした。




雲龍図。







建仁寺のものですが京都にはいくつか雲龍図があるようです。


何を意味するのか。

ネットの情報によると以下の通りです。


修行を見守る。


どうか、私の職場の天井にも雲龍図を。

私はまだまだ人としての修行が足りないようです。